POKEpapaのブログ

ポケモンダブル勢パパの挑戦

【構築記事】PJCS2024 本戦「Queen of the イエアルマ」

こんにちは!PJCS2024予選第1回から本戦までを同じ構築で戦った、POKEpapaの構築記事です!

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4月21日、本戦敗退が確定し、僕のPJCS2024が終了ました。

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pjcs2024本戦: 83位 13勝7敗 レート1570

 

 

0.はじめに

本構築は、こちらのレギュE構築『スチームイエアルマ』を原案として作成しました。素晴らしい構築記事を上げてくださったPinさん(@pin_rakupoke)に感謝申し上げます。

 

1.戦績

第1回予選から本戦まで、同じ構築で戦いました。変えたのはイエッサン♀アマージョの持ち物(後述)のみです。

PJCS2024第1回予選

Day1.◯×◯◯◯

Day2.◯◯×◯×◯◯×◯×◯◯◯××◯××

Day3.◯◯◯×◯◯◯◯◯◯×◯◯◯◯◯◯◯
30勝11敗 レート1755

152位 突破

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PJCS2024第2回予選

Day1.◯◯◯◯◯×◯××××◯

Day2.◯◯◯◯◯×◯◯×◯

15勝7敗 1600乗せて撤退

 

PJCS2024第3回予選

Day1.×◯◯◯◯×◯◯×◯

Day2.◯◯×◯◯

11勝4敗 1600乗せて撤退

 

PJCS2024本戦

◯◯×◯×××◯◯◯◯×◯◯×◯×◯◯

13勝7敗 レート1570

83位 敗退

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2.構築コンセプト①〜⑤

①相手によって選出を大きく変える必要がない

・選出ジャンケンが苦手なため

・レート1500〜1700帯で誰と当たっても同じ戦略で戦えるようにするため

②戦いが長引きすぎない

・家族が寝た後の時間でやり切るため

・集中力の維持

③全体技中心の攻め

・守る択の回避

・安定した詰め筋の確保

④命中率についての納得

・記事参照

⑤相手視点で択が発生している

今回強く意識した⑤について、詳しく書きます。

・Umbraの企画でナークさんが「択が発生しないように構築を組んでいる」と言っていました。そこで、「相手視点で択が発生するように構築を組むことで、強い人にも勝てる構築ができるのではないか」と考えました。

・去年のPJCS2023では予選から本戦まで「合体しない寿司」を使いました。相手からすると合体を常に視野に入れて立ち回る必要があります。こちらは合体する気がないのに、です。

 

 この相手にとって本来不要なはずの択の押し付けを選出段階から行い、相手の安定した試合運びを阻害していきます。

そのためには、「ある程度有名」かつ「2択以上の強力な攻め筋がある」並びが必要です。

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↑あまりにも有名な2択以上の強力な攻め筋がある並び

 

3.原案構築

 12月初頭、上記の構築コンセプトから予選ではイエアルマを使おうと考えていました。

 

イエアルマの良いところ

・構築コンセプト①〜⑤を高いレベルで満たす。

・SV発売当初からずっと、プレイヤー間で忌み嫌われてきた"強い"構築であること。

 

 そして幸運なことに、ちょうどこのタイミングで素晴らしい構築記事が(再掲)

 

4.原案構築の改造

  Pinさんの『スチームイエアルマ』は、構築の主砲であるグレンアルマコータスをフルパワーで動かす上で邪魔になる相手のポケモンの特性を、マタドガス化学変化ガスにより全て封殺しようという構築です。

 

 この「強火力の主砲をフルパワーで動かすため、邪魔になる相手のポケモンを全て封殺する」ことを基本コンセプトから外さず、『スチームイエアルマ』をレギュFに適応させるため、試行錯誤を重ねました。

 

 まずレギュFにおいては、タケルライコエンテイガオガエン等の存在から、フィニッシャーとしての炎技の通りがイマイであることと、トリル必須では動きの選択肢が狭まると感じ、コータスは外しました

 

 落ちてしまったパワーは、天候やフィールドに左右されない高速高火力全体技アタッカーである眼鏡ハバカミと、グレンアルマをアタッカー1本にして、できる限り「長生き」させて暴れさせることで維持しようと考えました。

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 グレンアルマのパワーを維持しつつ、ゲーム終盤まで「長生き」させるため、特性を「砕ける鎧」に変更。砕ける弱保の超パワーで相手を一掃することで、擬似的に耐久が上がった状態を作る(「長生き」させる)、という考え方です。砕ける弱保発動以外で技を受ける気がないことと、汎用性とパワーを出来る限り上げるためにテラスタルは「ステラ」を選択。

↑Meさんのこれがずっと頭にあった

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かっこいい

 

 高速の砕ける弱保起動役としてsブーストトドロクツキでの「地震」を選択。速さが目的のため「追い風」も搭載。「挑発」により搦手に対応。sブーストハバタクカミに上を取られるのがキツいためテラスタルは「」を選択。に比べ、格闘半減になることでの汎用性の高さが魅力です。

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(sブーストウガツホムラ地震も検討しましたが、それだとsブーストハバカミ凍える風後に隣のイーユイに抜かれてしまうので無しです。速さは硬さ。)

 

 サイコフィールドが採用理由のイエッサン♀ですが、Dが高く取りこぼしの多い水オーガポンハバタクカミとのラス1対面に勝てるよう「サイコショック」を搭載。これが大正解で、予選突破の大きなポイントになりました。

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 予選ではドブベトンへの駒だったので防塵ゴーグルにしてましたが、本戦での持ち物は最後まで悩みました。サイコショックが強かったので大真面目にスプーンイエッサンも検討してました。

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5.レギュFにおけるイエアルマの懸念点の解消

【基本選出】

先発:トドロクツキ+グレンアルマ

後発:イエッサン♀+ハバタクカミ

 

 これで使ってみたところ、「ゴリランダー入り」「寿司」「ディンラッシャ」「クレセによるトリパ」「ロンゲ壁パ」の5つの構築以外にはこれで勝てました。

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 普通に勝てるのでこの4匹は決定。また原案にあるマタドガスは、コータスがぬけたことにより天候を維持する必要がなくなり必要性が薄れました。しかし、合体寿司ドブベトンというイエアルマの苦手部分に対しての最適解として君臨していたためそのまま固定。

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 最後の1枠は、レギュFにおけるイエアルマの懸念点の解消のため、苦手そうな相手への対策枠(スチームイエアルマにおけるドガス枠その②)にしたいと考え、詰めていきました。

 

①vsガオガエン

 最大の敵…かと思いましたが、実はカモでした。

 ほとんどの相手が猫騙し読み読み「捨て台詞」、もしくは「はたき落とす」から入ってきました。これに気付いてからは、猫騙し」はほぼ無視して行動。相手は有利だと思ってるのでグレンアルマの保波動弾は警戒されず、ガオガエンはカモ。信じられないくらい猫騙しは撃たれません。イエアルマ構築では、「堪える」と「サイコフィールド」があまりにも有名なため。

 苦手っぽいガオガエンを美味しくいただき、勝ち数を稼がせてもらいました。

 

②vsパオジアン、ドドゲザン

 最初は嫌な相手だなぁと思っていましたが、「不意打ち」はほぼ飛んできませんでした。サイコフィールドがない時も飛んできません。

 イエアルマ構築では、「堪える」と「サイコフィールド」があまりにも有名なため。

 相手が警戒して撃ってこない「不意打ち」は無視。地震弱保ステラ熱風で、全て吹き飛ばしてきました。

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初手からこれで楽チン

 

③vsゴリランダー

 構築を見るとマタドガスで対策していると思われると思いますが、実は違います。砕ける弱保イエアルマ構築では、サイコフィールドを消すために出てくるゴリランダーに対し、マタドガスで対策することはできませんでした。(説明は省略しますが、やってみると分かります)

 

 しかしレギュFに大量に存在するゴリランダーを無視することはできません。そこで見つけた最後の1枠がアマージョ

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 イエアルマはそのパワーのほとんどをサイコフィールドに依存しているため、ゴリランダーが対策として出てきます。イエッサンを引き、サイコフィールドを再展開する必要があり、そこに隙が生まれてしまいます。

 その隙を埋めるのが女王の威厳ゴリランダーサイコフィールドをカットしてアルマに先制技を撃ち込もうとする相手に対し、女王の威厳によるカットできない二重の先制技封じ。

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 リキキリンではなくアマージョのは、この盤面で相手取ることになるゴリラガエンライコパオカミなどに対して強力な打点があるところです。

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これにてvsゴリランダーの勝率が非常に安定したため、構築完成✨

 

④vs寿司

 マタドガスゴリランダーは止めらませんが、寿司ドブベトンに刺さりました。寿司選出に対して合体を封じればイージー。仮にドガを出す前に合体されたとしても、化学変化ガス天然を消すことで、弱保アルマがまあまあな打点となります。黒い霧寿司処理をカミに託すこともでき、大会での対寿司と対ドブベトンは全勝できました。

 

⑤vsイエカシ

 雑に技打ってたら勝てます。ワイドフォースアタッカーとしてもグレンアルマの方が優秀だと思います。

 

⑥vsディンルー

 天敵。最も難しい立ち回りとなります。カミをだすことでディンルー毒テラスを切らせ、裏のイエアルマの攻撃を通すなどしていきたいところ…。

相当噛み合わないと勝てませんので、ヤンキープレイングしていきます。

 

6.個体紹介

グレンアルマ

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努力値:CS252 H4

持ち物:弱点保険

 

・構築の主砲。「猫騙」と「不意打ち」は軽視。「堪える」と「サイコフィールド」をちらつかせながら蹂躙する。ちらつかせることに意味があり、相手が警戒してくれるだけで充分なため初手「堪える」は打たない。3タテや4タテは普通。

・「ディンラッシャ」「ロンゲによる壁構築」「クレセガエン入りトリパ」以外は1番手で出す。

 

トドロクツキ

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努力値:H36 A220 S252(A=S-1のよくあるSブースト型)

持ち物:ブーストエナジー

 

・弱保起動役。「猫騙」、「各種先制技」などが出てきますが、多少のことには動じないで初手「地震」でOK!

Sブーストカミの前ではテラス切り

トルネエルフーン入りに対する追い風の吹かせ時がシビア

・「ディンラッシャ」「ロンゲによる壁構築」以外は1番手で出す。

・#数字ポケ

 

イエッサン

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努力値:HB252 D4

持ち物:ゴツゴツメット(本戦)、防塵ゴーグル(予選)

サイコフィールド

サイコショックが強い

・予選時はドブベトンに安定させるため防塵ゴーグル。本戦にドブベトンはいないと踏んで切った。

・「寿司」以外は選出する。「ディンラッシャ」以外は後発。

 

ハバタクカミ

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努力値:H68 B116 C68 D4 S252

持ち物:こだわり眼鏡

 

・構築のフィニッシャー

・「速さは固さ」構築なので最速。HとCに必要なだけ振った後、残りをB。調整対象は途中で忘れたが強いのでOK!

ゴリランダーがいなければ選出。「ディンラッシャ」、「ロンゲ入り」には先発。他は後発。

 

アマージョ

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努力値:H126 A252 S132(sはゴリランダー周辺抜きを意識)

持ち物:クリアチャーム(本戦)、広角レンズ(予選)

 

・vsゴリランダーとvsクレセリアトリパで選出

ゴリランダーサイコフィールドを消しながら先制技を打ってくる相手の先制技を止める。

・ トドロクツキはたき落とすクレセリアメンタルハーブを叩き落としながら、アマージョ挑発を入れる。猫メンハトリルを止められればだいたいその時点で勝ち。

・予選では安定感をとり広角レンズ。本戦は上振れて勝てば良く、本領発揮するためのクリアチャーム

・vsゴリラ…基本選出のカミに変えて後発に選出。サイコフィールド消しつつの先制技に対応。

・vsクレセリアツキアマージョで選出。その際の後発は火力が欲しいのでイエアルマ

 

マタドガス

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努力値:H252 C220 S30

持ち物:オボンのみ

 

・vs寿司とvsドブベトン

・基本選出のイエッサンに変えて後発に選出。

 

7.終わりに

 昨年と同じく、あと1勝届かずとなりました。本戦では、これまで対戦経験のなかった「こおりのつぶてパオジアン」に1敗、「メンタルハーブドータクン」に2敗、「スカーフハバタクカミ」にトドメの1敗を喫し、それらが大きな痛手となりました。特に「メンタルハーブドータクン」に関しては、記事にあるようにメンタルハーブクレセリアと同じ対処法でクリアできますので、1敗した時点で重く考えなかったことが反省点です。

 

 あと1勝、されど1勝。多くの人たちに支えられここまで来ることができましたが、まだまだ足りないものが多いようです。

負け試合と向き合う

PJCS予選の大会中の負け試合に関する話です。

 去年の僕が激しく共感したのでまとめようと思いました。(今年は克服した。)(ポスト引用の許可はご本人から得ました。)

 

  45試合、上位150人抜けのPJCS予選で負けた時の思考です。ぼくは予選で試合に負けたとき、次の2つの考えを同時にします。

1.次の試合勝てば大丈夫

2.勝てたのか勝てなかったのか

 

1.次の試合勝てば大丈夫

 まず大前提として45戦で12回負けても予選は抜けられます。33勝12敗です。13敗すると、抜けられるかどうかはレート差のマッチング運に左右されます。(僕のだいたいの目安です。PJCS2024第1回は確かこれよりも低かったかな?)

 試合に負けたとき「これは12回負けるうちの1つでしかない。まだ◯回負けても大丈夫」と、考えます。

特に1700乗ってからはこれ↓

 ただこれは事実ではありながらも、あくまでメンタルを保つためだけの考え方。したがって、同時に下記の思考をして、以後の試合に繋げます。

 

2.勝てたのか勝てなかったのか

 負けた後、メモを見ながら試合を振り返ります。負け試合を、大きく2つに分類します。

A.本当は勝てた試合

B.そりゃ勝てないと諦める試合

 

以下の観点で振り返ります

-------------------------------

・勝ち筋はあったか

・そこでその選択をした根拠はなにか

・勝ち筋を拾う選択をなぜできなかったのか

・相手がその選択をしてきたのはなぜか。相手の根拠はなにか。自分は何か見落としていないか。そこで自分が見えておらず、相手にだけ見えていたものは何なのか。

・選出でどうにかできなかったか

・そもそも自分の構築は対応できるのか

・そもそも勝つの、無理じゃない?

・運?←これは慎重に判断したい

-------------------------------

 

負け試合を、A.本当は勝てた試合なのかB.そりゃ勝てないと諦める試合なのか分類します。

 

A.本当は勝てた試合の場合

 次同じことが起こったら正しい選択をして絶対勝つぞ!と決意して、その勝つ方法をメモ用紙に分かりやすくでかい文字で書き、ルーティーン(下記)へ。

 

B.そりゃ勝てないと諦める試合の場合

 これは今回の予選で喫する12敗のうちの1つなので仕方ない。次当たったらヤンキープレイするしかないな笑。他の構築には勝つぞ!と決意してルーティーン(下記)へ。

※これが13試合以上出てくるようでは予選抜けはそもそも無理。抜けたいなら次の予選までに何とかしないといけない。

 

 

3.ルーティー

勝った後も、負けた後も

・立ち上がる

・水を飲む

・ラムネを食べる

・トイレに行く

・ストレッチをする

 

 

4.幸運を祈る

 幸運をいのります。

 

5.最後まで諦めない

  最後まで、何があるかわかりません。

 

 

予選に挑む全ての皆様の幸運を祈ります

 

 

命中率と向き合う

 

0.おことわり

 この文章は

・PJCS予選を突破するため

・昨年から変化した僕の思考をまとめるため

という視点で書いています。ランクマッチで上位を目指す場合や、僕よりポケモンが上手い人たちがやっているポケモンはまた視点が違う場合があります。ご了承ください🙇‍♂️

 

1.はじめに

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・命中率90%の技を10回打てば1回外れる。

・命中率80%の技を10回打てば2回外れる。

 

これだけ見ればまあ当たり前ですが、

 

・命中率90%の熱風を両方に外す(1%😡)

・命中率80%の木枯らし嵐を両方に外す(4%💢)

・そっちじゃない😬

・当ててたら勝ち盤面でちゃんと外す🤪

 

これらが起こると冷静さを失うことがあります。This is the ポケモン👍!

 

 この精神の乱れは、短期集中型のPJCS予選では命取りとなります。

 

2.「精神の乱れ」という敵

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 ランクマッチに挑む場合、目指す順位にもよりますが、基本的には精神の乱れはそれほど致命的な影響は及ぼさないと考えます。

・今日は休んでまた明日対戦する

・xなどで愚痴を吐く

・膨大な対戦数で確率を収束させる

・今期は諦める

 最終日などになると話は別かもしれませんが、有効とは言えないまでも致命的にはならない対処法があります。

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しかしこれがPJCS予選となると話が変わってきます。

・3日間45戦しかないため、確率が収束しない

・1敗が重く、外しを警戒してプレイングがブレる

・諦めたら次は1年後

 冷静であればやらないような命中率を意識しすぎたプレイング、1年間を棒に振るような確率の下振れへの落胆、格下に取られる莫大なレート…

そんな経験があります…。

 

 

3.確率と向き合う

 予選に向けて、僕は確率と向き合いました。選択肢は下記①〜③が思い浮かびます。

①命中率の99未満の技を採用しない

②外すことを前提とする

 (1)外しても勝てるような構築

 (2)3回の予選があれば1回は上振れるでしょ

③日頃の行いを良くして当てる※

 

※③は論外

 

①命中率99未満の技を採用しない

・PJCS2023の時の僕

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 レギュC合体しない毒寿司です。ほぼ命中100で構成してあります。どうしても採用したかった熱風には広角レンズを持たせて命中を99%まで上げました。濁流と流星群を持つシャリタツはほぼ選出しなく、「呼び水」が採用理由なので良しとしました。

 

◯もちろんですが技外しによる負けは1つもありませんでした。

▲構築の幅が非常に狭まります。

 

②外すことを前提とする

(1)外しても勝てるような構築

前提:予選突破の目安となる勝率75%を目指します

 

命中90の技を採用する場合、

・10勝3敗(勝率76%)できる力のある構築が、命中90の技を採用していることにより勝ち試合10のうち1試合落とし9勝4敗(勝率69%)となる←予選敗退

 

・13勝3敗(勝率81%)できる力のある構築が、命中90の技を採用していることにより勝ち試合12のうち1.2試合(約1試合)落とし12勝4敗(勝率75%)となる←予選突破

 

したがって、練習段階で命中90の技を全当てすることができれば8割勝てる」を、構築の完成基準とします。

(勝率8割はぼくにはちょっと難しい😓)

 

(2)3回の予選があれば1回は上振れるでしょ

※PJCS2024の時の僕

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前提:予選突破の目安となる勝率75%を目指します。

 

命中90の技を採用する場合、

・10勝3敗(勝率76%)できる力のある構築が、命中90の技を採用していることにより勝ち試合10のうち2試合落とし8勝5敗(勝率61%)となる←3回中2回の予選敗退

 

・10勝3敗(勝率76%)できる力のある構築が、命中90の技を採用しているがたまたま全部当てた←3回中1回の予選突破

 

運ゲでしょうか?(運ゲです)

これの何が良いかというと、準備段階から確率と向き合うことによって、「精神の乱れ」という敵を受け入れ、勝利していることです。

「精神の乱れ」による不自然な命中安定技の選択、踏み込むべきところで踏み込めない、弱気なプレイング、荒れたプレイングを回避することができます。

だって外すことを前提として技を打っているのですから😤

 

4.終わりに

負けたくないです。

技は外れます。

急所に当たります。

外したけど勝ちました。

相手が外してくれて勝ちました。

当たってたら勝ってました。

当たってたら予選抜けてました。

1年間の努力、その精神の乱れで台無しにする?

下振れたから諦める?

運が悪かったから負けた?

勝ちたいです。

【構築記事】キタカミプロローグ最終レート1712構築〜切込隊長ムクホーク3on3ダブル〜

 

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2023年10月6日(金)9:00〜10月9日8:59

に開催された公式ダブルバトル大会「キタカミプロローグ」の構築記事です。

 

1.戦績

30勝12敗

最終レート:1712

最終順位:254位

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2.構築を組むに当たって

 3日間45戦の大会用構築を組むに当たって、大切にしたのが以下の4点。

①相手によって大きく先発を変える必要がない

・ジャンケンにしないため

・選出時間を選出以降の読みに使うため

②戦いが長引きすぎない

・安定した思考力の確保

・息子らが寝た後〜24時程度で対戦を終わらせるため

③全体技中心の攻め

・守る択の回避

・安定した詰め筋の確保

④命中安定

・運負けを減らす

・精神面

 

 これを踏まえ、キタカミプロローグについての皆さんの考察を拝見していたところ、

ジャラランガピッピ

・イッカコノヨ

イルミーゼガチグマ

の先発が強そうとのことでした。また高数値のポケモンが少ないルールでもあることから、2匹のコンビネーションを組んでくるプレイヤーが多いと予想。上記のどれにでも先発でき、相手のコンビネーションを初手で崩せるポケモンとして、スカーフムクホークを考えました。

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【スカーフムクホークの凄いところ】

ピッピ…命懸けで確定

ジャラランガ…命懸け&ブレバで確定

イッカネズミ…命懸けで確定

コノヨザル…ブレバで確定&スカーフ持ってても抜けてる

イルミーゼ…ブレバで確定

ガチグマ…倒しきれないが追い風されても抜ける

 

この切込隊長ムクホークが初手で相手を1匹持っていくことを念頭に、残りで3on3のダブルバトルを展開していくためのメンツを集めました。

 

3.構築

切込隊長ムクホーク

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・持ち物:こだわりスカーフ

・テラスタイプは猫騙しを透かすためゴースト。役割を果たすためならバンバン切りました。

・Sは最速スカーフコノヨザル抜き。威嚇発動によってスカーフ確定されるのを防ぐためと、Hに振り切る関係で落ちるAを補うため、特性を捨て身としました。

・ブレバで無振りサーナイトまで確定。したがってスカーフの匂いのするサーナイトにはブレバを撃ちます。

 

制御不能ガブリアス

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・持ち物:こだわりハチマキ

切込隊長ムクホークの隣に並べる先発ポケモンその1。

・せっかくなので地震をぶっ放したいところですが、キタカミプロローグのプールでは地震の通りがそれほどよくないと感じました。またムクホークが初手で1匹処理できる関係で、ドラゴンテラスタルにし、逆鱗をメインウェポンとして撃つことにしました。

 

追い風に乗せるオンバーン

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・持ち物:こうかくレンズ

地震で拘るガブリアスと並べる追い風要因として投入。岩以外のオーガポンヤバソチャに抜群取れるのはエライ。

・持ち物は個人的にはこれしかあり得ないw

・テラスタイプはテラピースを使いたくなかったので飛行w

 

主砲ガチグマ(赫月)

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・持ち物:シルクのスカーフ

・構築の主砲。オンバーンと共に基本的には後発に置く。

・追い風下で最速オーガポン抜きです。

 

相棒キラフロル

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・持ち物:きあいのタスキ

切込隊長ムクホークの隣に並べる先発ポケモンその2であり、ガチグマの通りが悪そうな時には詰めを務める万能相棒ポケ。

・読まれにくいマジカルシャインジャラランガを狩る。

 

補完枠ドドゲザン

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・持ち物:とつげきチョッキ

・壁構築を相手にする際や、初手追い風ガチグマを命懸け+不意打ちで狩るための、切込隊長ムクホークの隣に並べる先発ポケモンその3。

・ギリギリまで別のポケモンだったが、どうしてもキツいポケモンがいたため大会前日に入ってきた補完枠。↓

・このポケモンの投入により勝率がいっきに上がりました。教えて下さった皆さんありがとうございます。

 

4.選出

先発:

ムクホーク(確定)+ガブリアスorドドゲザンorキラフロル

・vs壁構築とvsイッカコノヨ構築→ドドゲザン

・vsジャラランガ構築→キラフロル

・vsその他→3匹のうち刺さってるポケモン

 

後発:

オンバーン(ほぼ確定)+ガチグマorキラフロル

 

戦法:切込隊長ムクホークで一体落としてから、3on3を仕掛けます。4対4の通常のポケモンバトルをするつもり(当たり前)の相手に、自分のプレイをさせません。

 

5.最後に

30勝12敗の内訳がとんでもないことになっており、

・vs非トリパ27勝3敗

・vsトリパ3勝9敗

です。トリパとマッチングしないことを祈りながらの大会となりました。

この大会での経験を糧に、ハワイに向かって歩んでいきます。

 

楽しかった!

夢の蕾〜私のこれまでと、これから〜

 PJCS2023が終わりました。

 いろいろなことがありましたが、昨年まで何の成果も得られていなかった私にとっては、大きな飛躍の大会となりました。

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↑5・28本戦(追加開催) 74位敗退

 構築記事を書き、関わってくださった方々への感謝も伝え、そしてPJCS2023が正式に終焉を迎えたこのタイミングで、これから目指したいものをまとめておきたいと思い、ペン(スマホ)をとった次第です。

 

 

 

1.日本代表になりたい

 2023年の目標でした。まずはこの目標への思いについてまとめます。

 

◯WCS2017

 ダブルバトルを始めて数年、初めて真剣にPJCS予選に取り組んだのが2017年でした。(後述しますが、完全に"自分で頑張ったと思ってただけ"です。)

   この時のルールはアローラ地方ダブル。当時の私は、強ポケを使うのに抵抗がある"面倒くさいマイオナプレイヤー"でした。

「みんなと同じポケモンを使って勝ったって面白くない」

「みんなと違うポケモンを使った方が意表をつけるから勝てる」

 INC(PJCS予選)にも、(今思えばまったく勝てるはずのない)マイオナパーティで挑んでいました。当然、結果は散々…。

 その年の8月。WCSの季節。当時は有名プレイヤーも誰も知りませんでしたし、「どうせみんな同じようなポケモン使ってるんでしょ」といった感じで、あまり興味もありませんでした。しかしその日、「日本人が戦っている」との情報をネットで得た私は、YouTubeでWCSを視聴することにしました。

 

 日本人(名前でわかった)の盤面にはエルフーン

「ほら、エルフーンなんか使ったら強いに決まってんじゃん」生意気にもこんなことを考えていた私(今思えばサイテーw)でしたが、この1ターン目の動きに度肝を抜かれました。

 

相手プレイヤー:盤面のポケモンを引き、バルジーナをだす。→私(ん?)

日本人:エルフーンじゃない方を引き、レヒレをだす。ミストフィールド展開。→私(ん?なんで?)

日本人:エルフーンにフェアリータイプのZわざ発動。→私(エルフーンに??Z技??)

---しかし こうかはなかった---

 

 すぐさま消していたスマホの音量を上げると、解説と実況の人が叫んでいました。なんとか読み取ったのは以下のような状況でした。

 

 エルフーンのZしぜんのちからをミストフィールド状態で撃ったことにより、ムーンフォースに変化したしぜんのちからのZ技としてラブリースターインパクトを撃つこととなったが、相手が悪タイプのバルジーナに交換したことにより、特性悪戯心のエルフーンの放つしぜんのちから(補助技扱い)のZ技が無効化された。

 

 当時の私が考えていた、誰が使っても強いポケモンが順番に技を撃つだけのバトル。そんなものはどこにもありませんでした。

 緻密に考え抜かれた戦略。裏の裏まで読み合う高度な頭脳戦。そんな世界最高のトレーナーの体の一部のように、それでいて意志を持つように躍動する選りすぐりのポケモンたち、、

 

 この試合が、私のポケモン人生に火をつけました。

 

 その日本人はその大会で優勝し、世界チャンピオンとなりました。

 寄せ書きの書かれた日本国旗をマントのように羽織った、2017年の世界チャンピオン。バルドルさんです。

 

 この翌年から、私のWCSへの(当時は浅はかな)挑戦が始まりました。

 しかし、ソフトがウルトラサンムーンに変わり、そして剣盾の時代が終わっても、何の結果も残せないまま、2023年、スカーレットバイオレットの時代となりました。

 

 ここで、私の目標をTwitter上に掲げることとなります。私の憧れ、2017年のバルドルさん。日本代表となって、日本国旗を背負うという目標です。

 

2.本名の載った公式のパーティシート

何度見ても憧れる。

 

3.配信卓やステージの上で、多くの人たちの歓声を浴びながらバトルしたい

 試合を決めるような、ここ1番のプレイングが出た時のあの歓声。ネット上に溢れる賞賛、驚き、議論の声。普段は家族が寝静まったあと、1人でランクマをやってる私にとっては夢の舞台です。

 会場いっぱいの歓声を浴びながら戦っている父の姿を息子たちに見せたい✨という思いもあります。

 

4.POKEpapaの◯◯(←ポケモン名)

 セジュンのパチリス、フジタのエースバーン、丸腰ファイアロー

 毎年公式大会が終わると、伝説となるポケモンたちが誕生しています。私のポケモンも、いつかは…

 

来年は…

   来年こそは、という思いで今後も取り組んでいきます。

 

 日本代表として、日本国旗を背負った(実際には背負ってないかも)私が、配信卓に座るその時を夢見て…

ランクマ4桁勢の私が、PJCS予選突破のためにやったこと

 PJCS2023に挑むにあたって私が取り組んできたことを紹介します。

※構築記事ではありません。

※いろんな縁の巡り合わせもあってできたことも多いので、あくまで私の体験談としてです🙇‍♂️

 

【PJCS2023戦績】

第1予選 33勝11敗→184位

第2予選 30勝9敗、31勝9敗→80位&89位(2ロム抜け)

第3予選 13勝5敗、12勝5敗

5・14本戦 7勝13敗→341位

5・28本戦 13勝7敗→74位

 

Twitterで情報収集

 片っ端からダブル勢の方々(とくに対戦のことを多くツイートしてる人)をフォロー。TLに流れてくる対戦情報を、時間がある時にチェックするようにしました。自分もダブル勢アピールのツイートをすることで、フォロバしてくださる方も多くなり、FFさんも増えていきました。

 最初は情報が欲しいとしか考えてませんでしたが、この時のご縁が、②に繋がりました。

 

②人との繋がりを大切に

(1)Twitterで関わってくださる皆さん

 強くなるために、強い人に教えを乞う必要があると考えました。身の回りにダブル勢がいない私にとって、1番に考えたのはTwitter。ただ、未熟な自分に「教えてください」と言われても迷惑だろうし、相手の話についていけなかったら失礼だし、そもそも何を教えてもらったらいいのかもわかりませんでした。

 

 そこで、目標を公開して、そこに向かう自分の取り組みを発信していくことにしました。努力の過程や、その結果の失敗を見てもらうことで、怠け者の自分を縛って奮い立たせると同時に、強い人に声をかけてもらいたい(人見知りなため)と願っていました。

↑ずっと固ツイにしてました。

↑2月ランクマでも結果を出せなかった私

 

 1月、2月とランクマに挑むも、思うように結果を出せない私を見かねてか、多くの方々が声をかけてくださったり、構築のアドバイスをくださるようになりました。

 

 「強くなるためにTwitterが役にたつ」ということに気付かせてくれた仲間大会の主催者であり、プレイヤーとしてランクマに挑むライバル(勝手に思ってただけ)のDNさん。家族、仕事、ポケモンのバランスについて語り合い、私の取り組みを応援してくれた白夜さん。何度もフレ戦をして構築を練りあったポケモンの日常さん(決勝大会進出おめでとうございます)。

 いつまでも弱い私を見かねて、パーティ編成や対戦の考え方などを教えてくださった2人の師匠。PJCS予選突破経験者、あやるさんマスターさん

 マスターさんは予選の最中も、魂の一戦に挑む心構えや、ボーダー読みを教えてくれ、不安な気持ちで予選を戦う私に、深夜までDMで寄り添ってくださいました。

 構築や対戦に関する考え方を教えてくれ、構築について一緒に考えてくださったのはあやるさんでした。同じくあやるさんを師匠と慕う2人の仲間も紹介してもらって、さらに多くのこと(詳細は構築記事に記載します)を吸収することができました。

 

(2)家族

 家族が最優先。当たり前だけどポケモンは後回し。その結果、ポケモンに取り組むことができるのは家族が寝た後から自分が寝るまでの1日3〜4時間くらい。そこでポケモン以外のゲームはすべてカットしました。あとは時間が欲しけりゃ睡眠時間を削りました。家族の支えは、大きな力になりました。

↑第1回予選初日の夜の出来事

↑2ロム抜けした第2回予選の勝因

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↑本戦の朝、息子を連れて外出してくれた嫁からのLINE。

 

 

(3)職場

ポケモン頑張ってることは職場でも公表しています。小バカにされることもあるけど、やっぱり応援してもらえるっていうのは気分がいいです。

↑応援してもらえてるのかは疑問…???

 

③ひたすらポケモンバトル

 強くなるにはこれしかない。プレイング、構築、メンタル、全て鍛えられる最高の方法。フレ戦だといろいろ教えてもらえるからもっと最高🤝。

 負け試合の中から勝ち筋を見つける練習、技構成や努力値配分を悩んでる最後の1匹を絶対選出しての対戦(負けまくり)や、予選を想定した1日15試合マラソンなど、ちょっと工夫した練習もしていました。

 

【結論】

 ③が必須。ただし、私のPJCS予選突破は①と②がなければ成し遂げられませんでした。様々な縁の巡り合わせに感謝しています。

 夢を口に出すと、夢の方から駆け寄ってくる。私は、夢の日本代表にはなれませんでしたが、そのことを貶してくる人は誰もいませんし、何より長年果たすことのできなかったPJCS予選突破を達成することができました。恥ずかしがらず、失敗を恐れず、まずは夢を語ってみよう!(突然の呼びかけ)

【構築記事】5/28PJCS2023本戦74位構築「煌寿司熱神剣」〜POKEpapaの構築記事〜

【ランクマ万年4桁だった僕が、多くの人の知恵や経験を借りながら、第1回予選で184位、その後の第2回予選で80位&89位の2ロム抜けで本戦出場して、5・28再本戦で74位になった件】

 

こんにちは!POKEpapaの構築記事です✨

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↑5・28本戦にて辿り着いた最終構築。約10年間レート戦で4桁に居続けた私が、タイトルや後述のような成績を残しました。

 

0.目次

 

1.戦績

PJCS2023

第1予選33勝11敗 →184位
第2予選30勝9敗、31勝9敗 →80位&89位

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第3予選13勝5敗、12勝5敗
5・14本戦7勝13敗 →341位

ここまでは↓この構築でした。

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5・28本戦13勝7敗→74位

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イーユイをテツノドクガに変更した最終構築。

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※この記事では、上記の2つの構築(ほぼ同じですが)を重ねて説明しつつ、最終構築に至るまでの変遷を記していきます。読みにくい部分もあるかもしれませんが、私のPJCSの歩みを語るにはこの書き方がベストと考えました。ご容赦ください。

 

2."煌寿司熱神剣"の宣伝

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 この構築の良さを簡単に紹介します。

①選出がとっても簡単

 ほとんど全ての相手に対して、先発キラフロル+ヘイラッシャ、後発ハバタクカミ+@で戦ってきました。プレイヤーが選出時間に考えるべきは、「ラスト1枠に、残った3体のうち何を選出するか」のみです。(この選出がまったく通じない相手は、上位のトリパとスイッチ滅びくらいでした。)

 

②命中安定

 命中99%未満は濁流のみ。濁流をもつシャリタツは、この構築ではほとんど選出しないポケモンであることから、不運の技外しによる負けはPJCS全試合を通して見てもゼロです。

 

③相手が勝手に崩れてくれる

 私が考える、この構築が勝てた理由です。合体しない寿司である点、第1回予選後に公開されたmumemoさんの構築(私の構築と酷似してる)との差異、意図していなかったいくつかの理由から、相手が戦いにくい構築になっています。※後述

※こちら↓がmumemoさんの構築。

 

※mumemoさんの構築記事が出る前からこの構築使ってたアピールをしておく↓

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3.構築を組むにあたって

 PJCS2023に挑むに辺り、選出とプレイングが他者より秀でているわけではない私は、早めに優れた構築を完成させ、練度を高めていく必要があると考えました。

 

 私のこれまでと経験と、仲間からのアドバイスを元に、今回私が考えた優れた構築のポイントは、

①相手によって大きく選出を変える必要がない

②戦いが長引きすぎない

③全体技中心の攻め

④命中安定

(②③は仲間からのアドバイスより)

の4点です。

 

①相手によって大きく選出を変える必要がない

 相手によって選出を大幅に変える必要のある(複数の選出パターンがある)構築は、選出時に多くの思考を必要とし、時にジャンケンになることも多く、安定しないと考えました。

 しかし、様々な構築が乱立する環境の中で、簡潔な選出パターンで戦い抜くことは難しいです。

 そこで、自分の選出ではなく、相手の選出をワンパターン化することを考えました。相手の選出をワンパターン化できる構築。寿司です。ヘイラッシャ+シャリタツに対する動きはどのパーティにも組み込まれています。選出時にヘイラッシャ+シャリタツを見せることで、相手は寿司対策選出を余儀なくされます

 私が2月〜3月上旬に合体寿司を使った感想は

「どんな構築にも合体寿司対策が入っている」

「対策は多種多様」

「合体後、主な寿司対策については破壊できるようにしておき、それが無理な対策についてはは合体前に潰しておく必要がある」

「寿司側は合体したら一方通行で後には引けない」

といったものでした。

要は「合体寿司は使いにくい!(残されたシャリタツは実質特性無しで弱いし…)と思っていました。

 

寿司を構築に入れて相手の寿司対策を引きずり出して効率よく潰したいが、合体はしたくない。

なら呼び水でいいじゃん

相手に合体寿司対策を強いることで、相手のパーティパワーをフルに発揮させないようにしつつ、自分はシャリタツを選出しないことでパワーを維持。合体対策も不発に終わらせる

 

 このコンセプトが上手くハマり、今回の私の勝率に繋がったと考えています。

 

②戦いが長引きすぎない

 3日間という短い時間の中で、最大45戦×2ロムもの魂の1戦(矛盾)を戦い抜くために、あまりにもターン数のかかる構築は使うべきではない、と仲間から教えてもらい、そこを意識しました。具体的には、チオンジェン、キョジオーンを使わない。※上手い人にとっては違うかもしれません。

 また、胞子など、眠りターンによって戦局が大きく変わってしまう戦術も、ただでさえ不安定だった私のプレイスタイルには合わないと考え、避けることにしました。(欠伸は違う意味もあるからセーフ)

 

③全体技中心の攻め

 守る択を回避できるのと、威力75%の技が2体に当たるから実質の威力が150%(雑)で強いです。

 1番に思いついたのが、ノオーツツミによる吹雪と、カミユイです。しかし、吹雪だと天候パとの戦いに自信がなかったため吹雪は避けました。今回の構築では、カミユイ(ドクガ)の熱風、マジシャに加え、地震、キラースピン、濁流と、5体に全体技を採用しています。また、当てなければこの理論は崩壊するので、熱風には広角レンズが必須と考えました。

 

④命中安定

 予選突破には勝率7割5分が必要です。仮に10試合やって8勝できる実力があるとして、命中90%の技を採用していることにより、10試合の中で勝ち試合を1つ落とします。つまり8勝が7勝になります。とすると、命中90%の技を採用するならば、10試合中9試合勝てる実力をつけなければいけないことになり、私には無理です。

 現実はそう簡単ではありませんが、実力が不足しており、勝率7割5分にいけたとしてもギリギリの勝負になると踏んだ私は、命中90未満の技を一切排除した構築を目指しました。命中90%の熱風は、広角レンズで補うことにしました。

 

 結果、10試合中6〜7試合勝てる実力をつけた私は、足りない勝ち数を相手の技外しによって補うことで勝率7割5分を達成して、予選を突破することとなりました。

 

4.個体解説

 キラフロル

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テラスタイプ:草

持ち物:突撃チョッキ

特性:毒化粧

性格:控えめ

実数値(努力値):

189(244)-67(0)-112(12)-187(156)-102(4)-118(92)

調整の意図:cobaltさんのキラフロルより

:キラースピン・エナジーボール・パワージェム・大地の力

概要:

 先発で出します。当初流行っていた、チオンジェン入りの毒寿司に似せるために採用しました。8割方このポケモンが初手テラスタルを切ります。当初はcobaltさんが公開されていたキラフロルが強そうだったので参考にしつつ、Sを+1(笑)にして第1回予選に出場したところ、なぜか同速対決が多発(笑)。そこでさらに+3して、純速ペリッパー+1まで引き上げることにしました。コレにより、このキラフロルより速い相手キラフロルは襷、遅ければチョッキ、と(ほぼ)判断していました。

 毒化粧はあくまでサブ的な役割です。相手の裏にパオジアンなどの襷持ちが想定され、毒菱を撒きたいときには、味方のヘイラッシャが地震を撃ちます。

 

cobaltさんのキラフロル

https://twitter.com/cobalt_poke1234/status/1635836565019824131?s=46&t=tJDdpfNYUQymqnJbs8O77Q

 

寿 ヘイラッシャ

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テラスタイプ:鋼

持ち物:ラムのみ

特性:鈍感

性格:慎重

実数値(努力値):

257(252)-120(0)-136(4)-×-128(252)-55(0)

調整の意図:少しでも硬く

:ウェーブタックル・ヘビーボンバー・地震・欠伸

概要:

 先発で出します。先発で見せることで、裏にシャリタツがいることを相手に想定させます。またこのヘイラッシャは、相手の何かしらの寿司対策を1回以上無効にし、切り返すことができます。

・状態異常→ラム

・威嚇、挑発→鈍感

・黒い霧等の合体対策→そもそも合体しない

 地震は地均しと迷いましたが、カイリュー等の相手との、素早関係が重要になる味方キラフロルのSを落としてしまうのは良くないと考えました。また、後述するフィニッシャーのハバタクカミが「Sは十分だが火力がギリギリ」な点も踏まえて、少しでも打点の稼げる地震にしています。

 テラスタルは基本切りませんが、対ニンフィアなどで切ったり、マジシャで隣ごとスイープしようとしてくるハバカミ相手に切って耐えたり、ピンポイントで勝ちを掴めるシーンもありました。

 

 シャリタツ

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姿:A↑(予選)→S↑(本戦)

テラスタイプ:炎(第1回予選)→霊(第2回以降)

持ち物:防塵ゴーグル

特性:呼び水

性格:臆病

実数値(努力値):

143(0)-×-88(60)-171(244)-115(0)-140(204)

※5・28本戦のみH60B244S204

調整の意図:

HB:イルカマンのインファ耐え

S:準速セグライブ抜き のこりC

※5・28本戦版では、カイナやディンルー軸トリパを意識

:

濁流・流星群・守る・テラバースト(第1回予選)→身代わり(第2回〜5・14本戦)→挑発(5・28

本戦)

 

概要:

  1番の役割は上述の通り、選出圧力です。呼び水+防塵ゴーグルにより、イルカバレルを完封する能力を持っていましたが、第1回予選後のmumemo寿司の公開により警戒が高まり、第3回予選以降はイルカマンも減ったため、ほとんど活躍できませんでした。身代わりや挑発により、トリパや滅びパへの役割を持たせようとしましたが、合計種族値の低さもあり、イマイチ活躍させてあげられませんでした。だからといって抜くと、相手の動きがマルッと変わってしまうため、やはりこの構築には必要な存在です。

 構築コンセプトから外れる命中85%の濁流を撃つ時は、外れる前提で撃ちます。

 

呼び水シャリタツの姿談:

 シャリタツの3種類の姿のうち、どれを採用するのかは結構迷いました。今回の予選ではオレンジ、本戦ではを使ったのですが、その経緯について記します。

◯オレンジシャリタツ

 一丁上がりのA上昇シャリタツ。可もなく不可もなくといったところ。後述する他の姿からの消去法で、第1回予選〜第3回予選までこの姿を採用しました。

◯黄シャリタツ

 一丁上がりのS上昇シャリタツ。このシャリタツを採用すると、相手によるS操作が増えました。追い風や凍える風などで、上を取ろうとする動きです。ヘイラッシャがこれを受ける分には何も関係がないのですが、裏から出るハバタクカミやイーユイに素早さ操作ができない点から、序盤の相手の素早さ操作が、終盤の苦しい展開に繋がることが多く、使用を断念しました。しかし、後々環境の変化により、この構図は変化していきました(後述)

◯赤シャリタツ

 一丁上がりのB上昇シャリタツ。このシャリタツを採用すると、相手による対耐久戦術に引っかかることになりました。状態異常のばら撒きや、相手も高耐久を選出してきて、持久戦に持ち込まれる傾向が増えました。これもヘイラッシャがこれを受ける分には何も関係がないのですが、裏から出るハバタクカミやイーユイの火力が限られており、耐久もギリギリなのが影響して勝率が落ちたため、使用を断念しました。

◯mumemo寿司登場後

 徐々に広まるmumemo寿司。取り巻きが似ていることもあり、非常に警戒されました。シャリタツの色も同じオレンジで、「どうせ合体しないんでしょ」という相手のプレイングが増えていきました。

 そこで、本戦からはに変えてみました。合体寿司を対策する側からすると、1番警戒しなくてはいけないのがだと判断したからです。結果、これが効果抜群!再び合体寿司対策を厚くしてくる相手が増え、5・28再本戦の快進撃に繋がりました。

 

 

熱 イーユイ(〜5・14本戦)→テツノドクガ(5・28本戦)

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テラスタイプ:草

持ち物:広角レンズ

特性:災いの珠・クォークチャージ

性格:臆病

実数値(努力値):

イーユイ:

131(4)-×-100(0)-187(252)-140(0)-167(252)

 

ドクガ:

155(0)-×-87(52)-192(252)-130(0)-171(204)

 

調整の意図:

イーユイ→最速CSぶっぱ

ドクガ→S:最速ガブリアス抜き抜き Cぶっぱ残りB

 

 

:

イーユイ:熱風、守る、悪波、オバヒ

ドクガ:熱風、守る、エナボ、ヘドロウェーブ

 

概要:

 熱風枠です。カミユイとして採用。4枠目の選択肢。第1回予選からずっとイーユイを使ってきましたが、第3回予選以降、選出機会が減っていきました。もともと災いの珠に頼る場面も少なかったことから、最後の5・28本戦にてテツノドクガに変更したところコレが大当たり。ガブリアスを抜けるS、パオジアンやハバカミに対して怯むことなく選出できる、水テラバレルに対して有効打がある点など、イーユイには無い利点が大きく働き、最終74位に大きく貢献してくれました。

 ちなみに、広角レンズによって熱風の命中率は99%です✨

 

 ハバタクカミ

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テラスタイプ:妖(第1回予選)→水(第2回以降)

持ち物:ブーストエナジー

特性:古代活性

性格:臆病

実数値(努力値):

137(52)-×-107(252)-172(132)-156(4)-180(68)

調整の意図:

HB:パオジアンの悪テラ珠不意打ちで落ちます。したがってそれ以下の火力なら耐え。

S:サケシポ抜き。

HBSにはもう少し振るとベターだが、これ以上Cを削るのはフィニッシャーとして不安が残るため、ここまでで止めて残りC

:マジカルシャインシャドーボール・守る・ムーンフォース(第1回予選)→10まんボルト(第2回以降)

概要:

 選出の3枠目。カミユイとして採用。ほぼ100%後ろに据えます。HBはパオジアンへの役割を確実に果たせるように。10万ボルトは第1回予選から徐々に増えていったギャラドスや水テラスポケモン、油断しているツツミを削り切ります。

 Sについては111族以下のスカーフを抜けて、S実数値135未満の追い風アタッカーも抜き去ることができます。反面、火力を落としていますが、そのことをあらかじめ考慮しておき、例え半減されようとも、先発の2体で相手を削っていくプレイングを心がけたため、火力不足は感じませんでした。

 水テラスタルは、ラッシャやディンルーのへビボン、セグレの礫、ハッサムのバレパン、ギャラの滝登り等、多くの場面で相手の計算を狂わせ、返しの一撃で試合を決めることができました。

 レギュレーションCの大空を羽ばたく神✨

 

 パオジアン

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テラスタイプ:霊

持ち物:気合いの襷

特性:災いの剣

性格:陽気

実数値(努力値):

155(0)-172(252)-100(0)-×-86(4)-205(252)

調整の意図:最速ASぶっぱ

:アイススピナー・不意打ち・黒い霧・聖なる剣

概要:

 4枠目の選択肢。相手の合体寿司対策として採用しました。刺さっている時に後ろに据えます。また、この黒い霧が相手の合体寿司対策でもあるため、相手にヘイラッシャ+シャリタツがいた場合は絶対選出です。霊テラはカイリューの神速や、相手のパオジアンの聖剣を透かしたり、バンギルガン相手に岩雪崩の抜群を消したりするために切りました。(テラスタルは残ってないことが多いが)

 

5.選出

基本選出

前:キラフロル+ヘイラッシャ

後:ハバタクカミ+@

相手の選出はワンパターンなので、これだけで75%の勝率で勝ち抜けました。他の選出も試しましたが、残念ながら上手く勝てませんでした…。

@について

vsバンギルガン→パオジアン

vsヘイラッシャ+シャリタツ→パオジアン

vsイルカマン→シャリタツ

vsそれ以外→テツノドクガ(イーユイ)orパオジアンの刺さってる方。

 

6.立ち回り

 この構築と共に、多くの対戦を繰り返す中で身につけていったものですので、ここで書き切ることは出来ませんが、簡単に記します。

 

vsキラフロルヘイラッシャ

 この構築はミラー勝率100%✨(ほぼ)

キラフロル:草テラ大地→相手のキラフロル

ヘイラッシャ:欠伸→相手のヘイラッシャ

 相手のキラフロルが草テラスタルしてこなければ赤ゲージまで削れます。草テラスタルしてきたら、次のターンキラフロル方向に欠伸を入れます。こちらのヘイラッシャはラムの実を待っているため欠伸の撃ち合いには強いですし、草テラスタルしたキラフロルを下げてくれればこちらはパオジアンorテツノドクガが裏に控えているため、終盤で有利を取れます。苦しくなった相手のヘイラッシャが合体してくれたらしめたもの。黒い霧で詰めていきます。

 ただし、相手のキラフロルに毒ビシを撒かれるとこちらの負け。フィニッシャーのハバタクカミ+パオジアンを出すまで、キラフロルに物理技を当てないように立ち回ります。

 

vsバンギルガン

キラフロル:キラースピン

ヘイラッシャ:ウェブタ→ルガルガン

 3番手のパオジアンでバンギラスを落とします。初手でどちらかが怯んでしまった場合はルガルガンが残ってしまいますが、霊テラで岩雪崩を耐えつつバンギを落としにいきます。不意打ち警戒されるため、ルガルガンが動いてこないこともあります。

 

vsアローキバ(ガブ)

キラフロル:草テラエナボ→キバ(ガブ)

ヘイラッシャ:ウェブタ→アロー

 アローが気を利かせて初手ブレバ等で草キラフロルを狙ってきても、それなら追い風が張れませんので万事オッケー。

 

vsイルカウインバレル

  カモです。

キラフロル:草テラ&攻撃→イルカじゃない方

ヘイラッシャ:攻撃→イルカじゃない方

  イルカマンが守った場合、2ターン目にイルカをバレルに入れ替えてきますので、イルカ方向に欠伸。全力でイルカとバレル以外の2体を落としにいきましょう。

 終盤に、

こちら:シャリタツ+カミ

相手:イルカ+バレル

 こうなったら勝ちです。カミがどれだけ消耗していても、シャリタツが守ってくれるので大丈夫。

 

 

vsセグレイブ

 隣のポケモンを守らせたり、浮いてるポケモンに交代したりしつつ、9割方地震を撃ってきます。隣が浮いてたら100%地震です。同じように、浮いてるポケモンカイリュー地震を撃ってくるので要注意。地震の匂いがしたら迷わず草テラスタル

キラフロル:草テラパワージェム→セグレ

ヘイラッシャ:ウェブタ→セグレ

 

vsサーフゴー

 ゴールドラッシュを撃ってきます。

キラフロル:草テラ大地→サーフゴー

ヘイラッシャ:ウェブタ→隣

 隣はイッカネズミが多いです。2ターン目の動きはサーフゴーがテラスタルを切っていなければキラフロル大地+ヘイラッシャ地震で毒ビシを撒きます。サーフゴーが水テラを切っていたら、キラフロルエナボ+ヘイラッシャ地震

 

vsイッカコノヨ

キラフロル:キラースピン

ヘイラッシャ:ウェブタ→コノヨ

 コノヨのテラスタルが炎なのか、水なのか。どちらにも抜群はつけますので、どっちなのかでだいぶ変わります。早めにコノヨを削ることで、早めにテラスタル切ってくれることを狙います(願います)。

 

vsコータス

 カモです。

キラフロル:草テラジェム→コータス

ヘイラッシャ:欠伸→隣

 隣はワタッコドレディア。こちらがこの動きならば眠り粉は共に無効。コータスを落とせますし、仮に耐えられてもコータスは大地の力を撃っているので大丈夫。次のターンに欠伸を受けた隣が引いてくれればまた欠伸を絡めて蹂躙できます。居座って草技をヘイラッシャ方向なら、それならそれで寝てくれるので、カミ+熱風で詰めにいきます。

ドレコーに初手お先に噴火されたら横転しましょう泣

 

vsその他の構築

 いちおう私なりにですが、全ての試合で意図を持った動きができましたので、困った構築はありません。練度の高いトリパには勝てませんでしたが、動きの案はあります。もしこの構築を使っていただいて、お困りの対面等ございましたら、一緒に考えさせていただけたら幸いです。

 

7.最後に

 3月28日、初めてこの構築を組んだ日。cobaltさんが毎日開催してくれていたcobalt杯に登録したものの、寝落ちしてしまって参加できませんでしたw

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 翌日の3月29日、同じ構築でcobalt杯に登録し、たしか結果は9勝6敗。この15戦の中に、特に6つの負けの中に、これまでにない可能性を感じたのを覚えています。「9勝6敗だったけど、6つの負けは勝ちにできた気がする。15勝0敗にできたかもしれない。」なんとなく…。

 

 今回の構築記事には、何戦もの魂の一戦を共に乗り越えたからこそわかる構築の仕組み、選出、立ち回りについて書かせていただきました。3.構築を組むに当たってに書いた内容については本当に考えてはいましたが、確信があったわけではありません。これまでの私の対戦経験、仲間からのアドバイス、度重なる試行錯誤の中で、たまたま出会えたのがこの構築。この構築が、次は偶然のものではなく、今後の私の確かな強さに繋がる糧になることを願い、この構築記事に考えを詰め込みました。

 

 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

そして、この構築と対戦してくださった全てのポケモントレーナー

 

「対戦ありがとうございました!」🤝✨